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通訳エージェントを選ぶ4つのポイントを解説

通訳を依頼した企業に適任の通訳者を派遣する通訳エージェントには、法人の会社や個人のエージェントなどがあります。海外企業との会議や商談、学会、シンポジウムなどを行う際、エージェントへ依頼することで、適任の通訳者を派遣してもらえます。

しかし、「どのような基準で通訳エージェントを選べばよいか分からない」「選ぶ際の注意点を知りたい」という担当者の方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、通訳エージェントを選ぶ4つのポイントについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.通訳エージェントを選ぶ際の4つのポイント
    1. 1.1.①依頼する業界に精通しているか
    2. 1.2.②希望する通訳の種類に対応しているか
    3. 1.3.③通訳者の在籍数と対応している言語
    4. 1.4.④情報セキュリティが充実しているか
  2. 2.まとめ



通訳エージェントを選ぶ際の4つのポイント

企業が通訳エージェントへ依頼する場合に気をつけたいポイントはさまざまあります。ここでは、4つのポイントに絞ってご紹介します。


①依頼する業界に精通しているか

商談や学会などで通訳が必要な場合、業界に精通している通訳者を選定する必要があります。

業界によっては専門的な言葉を使用するケースもあるため、通訳者がその業界に精通していなければ、話の内容を正確に伝えられない可能性があります。

通訳エージェントで対応している業界・分野の例には以下が挙げられます。

▼専門的な知識が必要な業界・分野の例


業界
分野
  • 金融
  • IT
  • エネルギー
  • 情報・通信
  • 製造
  • 法律
  • 医学
  • 製薬
  • スポーツ
  • 国際会議
  • 商談
  • IR
  • 査察・監査
  • 展示会
  • イベント


②希望する通訳の種類に対応しているか

通訳の種類は大きく3つに分けられます。

会議や展示会など、状況に応じてどの種類を採用するかが変わるため、依頼したい分野に対応した通訳を実施してもらえるか確認することが大切です。

▼通訳の種類と特徴



特徴
利用シーン
同時通訳
発信者の話した内容を即座に通訳する
  • 大規模な会議
  • 講演会
  • シンポジウム
逐次通訳
発言者の話を区切りごとに通訳する
  • 社内会議
  • インタビュー
  • 工場見学
ウィスパリング通訳
通訳者が聞き手の側で囁くように通訳する
  • 商談
  • 企業訪問
  • 少人数の会議


そのほか、リモート通訳サービスを提供しているか確認しておきましょう。

リモート通訳サービスは、通訳者がWeb会議システムに参加して通訳するサービスで、遠隔地の方とリモート会議を行う際に活用できます。

また、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の影響で、感染対策の一環として、普段からWeb会議システムを使用した会議を行っている企業もあります。そのため、感染症の対策を行いたい場合にもリモート通訳が役立ちます。

リモート通訳の詳細はこちらの記事で解説しています。ぜひご確認ください。

  リモート通訳とは? 利用するメリットと注意点について解説 Web会議やオンラインイベントが一般的となりつつある今、ニーズが高まっているのがリモート通訳です。 海外企業との会議やセミナー受講、研修などをオンラインで行う際に、通訳者へ依頼することを検討している担当者の方も多いのではないでしょうか。 この記事では、リモート通訳のサービス内容を中心に、利用するメリットと注意点を詳しく解説します。 株式会社インターグループ


③通訳者の在籍数と対応している言語

幅広い分野の通訳に対応できる通訳エージェントを探している場合は、通訳者の在籍数を確認することもポイントです。

また、専門の業界や分野だけではなく、さまざまな言語に対応しているかも重要です。

▼通訳言語の例


欧米言語
  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • スペイン語
  • イタリア語
  • ポルトガル語
  • ロシア語
  • オランダ語
  • ノルウェー語
  • スウェーデン語
  • ラテン語
  • ギリシア語
  • デンマーク語 など
アジア言語
  • 中国語
  • 韓国語
  • タイ語
  • インドネシア語
  • ベトナム語
  • カンボジア語
  • ミャンマー語
  • トルコ語
  • シンハラ語
  • マレー語
  • アラビア語
  • ヒンディー語
  • ペルシャ語
  • モンゴル語 など


通訳者の在籍数が多い通訳エージェントの場合、人数が少ない場合と比較して対応言語の幅が広がります。


④情報セキュリティが充実しているか

通訳する際に使用する資料のなかには、機密情報が含まれることもあります。そのため、情報の取扱いに細心の注意を払う通訳エージェントを選ぶことが大切です。

また、リモート通訳の場合、Web会議中の映像や音声のセキュリティ対策も欠かせません。

高水準の情報セキュリティ対策が行われているか判断する際に確認したい項目には以下が挙げられます。

  • プライバシーマーク()の取得
  • 機密情報管理に関する社員教育の徹底
  • 最新のウイルス対策ソフトの導入
  • トラブル時の体制構築
  • 秘密保持契約の締結
  • 通訳用資料の取扱い など

※プライバシーマークとは、個人情報の取扱いについて適切な保護措置を講じる体制を整備していると認められた事業者等を示すマークのこと。



まとめ

この記事では、通訳エージェントを選ぶ4つのポイントについて、以下の内容を解説しました。

  • 依頼する業界に精通しているか
  • 希望する通訳の種類に対応しているか
  • 通訳者の在籍数と対応している言語
  • 情報セキュリティが充実しているか

通訳エージェントを選ぶ際は、自社の要望に対応できる通訳者が在籍していることはもちろん、情報セキュリティ対策が十分に行われているかという点も事前に確認しておきたいポイントです。

重要な会議やプレゼンの内容を正しく通訳するためには、通訳者の在籍数が多く、対応言語も豊富な通訳エージェントに依頼するのがおすすめです。

さまざまな分野に精通した通訳者が在籍する『インターグループ』は、各省庁や企業さまが求めるセキュリティ監査を高水準でクリアしています。

経験豊富なコーディネーターや担当者が的確なアドバイスを提供して、専属でサポートを行います。そのため、通訳エージェントへの依頼が初めての方でも安心です。

また、インターグループの通訳者は、弊社の通訳者・翻訳者養成機関『インタースクール』の卒業生が主力となっています。養成機関卒業後、プロの通訳者・翻訳者として活躍されている方に対して、定期的な品質査定のチェックや、品質向上・専門知識を培うためのワークショップの開催などのフォローアップも行っているため、品質のよい通訳者を提供できることも強みです。

通訳の依頼やサービスに関する詳しい情報については、お気軽にご相談ください。

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